今回のお悩み相談ひろばには、60代の女性からこんなお便りが届きました。同じ気持ちを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。
今回のお悩み
もうすぐ40になる息子がいます。仕事はちゃんとしているし、性格も悪くないと思うのですが、なかなか結婚する気配がありません。友人の子どもたちはどんどん結婚していくのに、うちの息子だけ取り残されているようで、親としてどうすればいいのか悩んでいます。結婚を急かすのも違う気がするし、かといって何も言わないのも…。もやもやした気持ちをどこかに吐き出したくて、相談させていただきました。
60代・女性
編集部からの回答
お気持ち、よくわかります。息子さんのことを思うからこそ、気になってしまうのですよね。「余計なことを言いたくないけど、このままでいいのかな」という、その揺れる気持ちこそが、親御さんの愛情だと思います。
「結婚しない」のではなく「まだしていない」かもしれない
40代の未婚率は、実はここ20年で大きく上がっています。内閣府のデータによると、40代前半の男性の未婚率は約3割。息子さんが特別なのではなく、時代そのものが変わってきているのです。
「結婚したくない」のか「きっかけがない」のか「相手を探していない」のかによって、状況はまったく違います。まずは息子さんが今どう感じているのかを、責めずに聞いてみることが一番の近道かもしれません。
親が「急かす」と逆効果になることも
「早く結婚しなさい」という言葉は、息子さんにとってプレッシャーになりやすいです。特に40代になると、自分でも多少は気にしているケースが多く、そこに親から言われると「わかってる、うるさい」と心を閉ざしてしまうことも。
急かすよりも、「もし結婚したいと思ったときにはいつでも相談してね」という姿勢のほうが、息子さんも話しやすくなります。
お母さん自身が楽しんでいることが、一番の安心感になる
息子さんの結婚が気になるのは、「息子の幸せを願っているから」だけでなく、「老後の不安」や「孫を見たい」という気持ちも混じっていることがあります。それは自然なことです。
ただ、親が自分の人生を楽しんでいる姿を見ると、子どもは「親のために結婚しなきゃ」というプレッシャーから解放されます。結果として、息子さんが自分のペースで人生を考えやすくなることもあります。
お母さん自身が趣味や仲間を持って、毎日をいきいきと過ごすこと。それが息子さんへの一番やさしいエールになるかもしれません。
編集部からひとこと
「心配しているよ」という気持ちは、きっと息子さんにも伝わっています。ただ、その気持ちを言葉にする前に、まず深呼吸を一つ。息子さんの人生を信じて、少し距離をおいて見守ることも、親の大切な役割のひとつです。
もやもやを吐き出してくださって、ありがとうございました。このひろばはいつでもあなたのお気持ちを受け止めます。
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