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質屋の査定額10万円。納得できず別の店に行ったら、80万円でした。

ある方のお話。

お義母さまの終活を手伝っていて、危うく70万円を捨てるところだった…と。

今日はその話をします。

終活で貴金属を処分しようとしている方、あるいはご家族の荷物を整理している方は、必ず最後まで読んでください。


目次

金の相場が爆上がりしているのに、査定額が10万円以下

義母の終活を手伝い始めて、ひとつの問題が出てきました。

長年かけて集めた18金のアクセサリーが、たくさん出てきたのです。

決して高級ブランドではありません。

でも、ここ数年で金の相場はバカ上がりしています。

「今が売り時かもしれない」

そう思って、まず近くの某有名質屋へ持ち込みました。

一点一点を眺めたスタッフの方が、こう言いました。

「インゴッドしか価値はないんですよ」

意味がわかりませんでした。

「インゴッドって、金の延べ棒のことですよね?」

「はい。こういったアクセサリーは、加工賃がかかっていますし、ブランド品でもないので……」

提示された査定額は、全部まとめて10万円以下

正直、納得できませんでした。


「おかしい」という直感を、信じてよかった

その場では「考えます」と持ち帰りました。

金の相場が上がっているのに、アクセサリーだと価値がないというのが、どうしても腑に落ちなかったのです。

日を改めて、今度は田中貴金属へ持ち込んでみました。

対応がまるで違いました。

スタッフの方は、アクセサリーを一点ずつ丁寧に手に取り、一点一点の重さを計量していきます。

そして提示された金額は……

約80万円。

思わず聞き返しました。

「先日、質屋さんで『インゴッドしか価値がない』と言われたんですが……」

スタッフの方は、こう答えました。

「金は溶かして再利用できますので、アクセサリーでもゴールドとしての価値は変わりません」


なぜ、同じ金なのに70万円の差が出たのか

質屋が間違っていたわけではありません。

質屋は「買い取った商品を販売する」ビジネスです。

ブランド品のアクセサリーなら、そのまま棚に並べて売れます。

でも、無名のアクセサリーは売り物にならない。

だから「インゴッドしか価値がない」という言い方になる。

質屋の論理では、正しいのです。

一方、田中貴金属のような貴金属専門業者は、アクセサリーを素材として買い取ります。

溶かしてゴールドとして再利用するので、形がアクセサリーであろうと延べ棒であろうと、純金の重さ×相場の価格で計算します。

同じ18金のアクセサリーでも、誰に持ち込むかで、70万円の差が出る。

これが現実です。


ひとつだけ、例外があります

田中貴金属のスタッフの方から、面白い豆知識も教えてもらいました。

日本銀行が発行している金貨は、通貨扱いになります。

通貨を溶かすことは法律で禁止されています。

つまり、金貨は「ゴールドとして溶かして使う」ができない。

そのため、貴金属専門業者でも金貨の評価は高くなりにくいのです。

金貨を持っている場合は、コイン専門の買取業者に持ち込む方が高く評価される可能性があります。

素材の価値ではなく、コインとしての希少性や状態で評価されるからです。

金なら何でも貴金属店へ、ではなく、種類によって持ち込む相手が違うことも覚えておいてください。


終活で出てきた貴金属、3つの鉄則

この経験から学んだことを、シンプルにまとめます。

① 最初から専門業者へ持ち込む

アクセサリーや指輪、ネックレスなど、18金・24金の刻印がある貴金属は、田中貴金属や三菱マテリアルなどの貴金属専門業者へ直接持ち込んでください。

質屋やリサイクルショップは、貴金属の「素材としての価値」を正確に評価する場所ではありません。

② 必ず複数の業者で査定を取る

同じ専門業者でも、査定額には差が出ます。

面倒でも、最低2〜3社で比較することをおすすめします。

今は郵送で査定してくれる業者も増えているので、持ち運びの手間も省けます。

③ 金貨だけは、コイン専門業者へ

日銀発行の金貨など、通貨扱いになるものは貴金属専門業者では高く評価されにくいです。

金貨はコイン専門の買取業者に相談してください。


「なんとなく」で手放すと、取り返しがつきません

終活の現場では、「どうせ大した価値はないだろう」という思い込みで、高額なものがあっさり手放されることがあります。

遺品整理業者やリサイクルショップに丸ごと任せてしまうケースも多い。

でも、金の相場が高騰している今、18金のアクセサリーひとつでも想像以上の価値があります。

今回、最初の査定額で納得していたら、70万円をそのまま失っていました。

「おかしい」と感じたら、別の専門家に聞く。

餅は餅屋。

これが、終活で貴金属を処分するときの、最大の教訓です。


この記事が参考になった方は、終活を進めているご家族やお知り合いにもシェアしていただけると嬉しいです。 「知らなかった」では、取り返しがつかないことがあります。

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